November 17, 2016

おすすめ音源<ベース編>

おすすめ音源シリーズ第三回目はベース音源にスポットをあてます。 ChocoMintにて実際に使ってみた経験より、おすすめのベース音源をピックアップしました。 ご購入等の参考になれば幸いです。


Spectrasonics / Trilian

Trilianはベース音源の中では一番有名だと思います。 2009年発売という現役音源では最古参ながら、今でも非常に広く愛されています。 その一番の理由は音質の良さに加えて、音色が多く、対応できる幅が広いことではないでしょうか。 アコースティックベース、エレキベース、そしてシンセベースと全てのベース音を扱うことができ、独自のSTEAMエンジンで音色も細かくエディット可能です。 Omnisphereを使ったことがある方は、それのベース版といったらわかりやすいかもしれませんね。 もしベース音源を1台しか持つことができないなら、このTrilianが最有力候補となるのは間違いないでしょう。
私がこの音源で一番重宝しているのは、アコースティックベースの存在です。 良質なアコースティックベースの音源は数が少なく、それだけでもTrilianには価値があると思います。 アコースティックベースの音源を探していて、エレキやシンセももしかしたら使うかも……って方にはおすすめです。
なお、この音源、多機能であるが故の弱点もあり、やはりそれなりに高性能なPCスペックを必要とします。 また、特化音源と比べるとスライドやスラップ等、細かい奏法が再現しづらい部分はありますので注意してください。

Prominy / SR5 Rock Bass

ギター音源では絶賛しましたProminyのベース音源です。 名前の通りRock系の楽曲に特化しており、ピック弾きのみの収録となります。 StingRayの5弦ベースの音を収録したものなので、低いBの音まで出すことが可能です。 Kontakt上で動く音源ですが、無料のKontakt Playerで動作可能です。
この音源、様々な奏法を網羅していたり、ノイズにしても全てのフレット、複数フォームで収録していたりと本当に細かく丁寧に作られています。 そのため、エレキベースの演奏をイメージしながらMIDIを制作すると本物と全く区別がつかないレベルの完成度を達成できるでしょう。 もちろんストローク自動検出機能がついているおかげなのか、ベタ打ちでもとても良い感じに鳴ってくれます。 ピックベースの音に強いこだわりがある方には最もおすすめできる音源です。 値段もセールを狙えば1万円を切ってきますので、コストパフォーマンスも抜群です。
非常に多くのサンプルを扱っているSR5ですが、それにしては軽い動作です。 とは言えそれなりのPCスペックが必要ですので推奨環境をよく確認してください。 ファイル容量も15GBと単品音源としては大きくなっているので注意が必要です。

Ilya Efimov / Modern Bass

Ilya Efimovは民族系やギター系の音源をメインに扱っているメーカーです。 非常にハイクオリティな音源を多数制作しているのですが、日本の代理店等で売っているのは見たことがないので、もしかすると知らない方も多いかもしれません。
さて、今回紹介するModern Bassはフィンガー奏法に特化した音源となります。 Modern Bassで最も注目すべき点は、スラップ奏法が非常にリアルに表現できることです。 スラップをMIDIで表現するには色々なテクニックが必要で、敬遠されている方も多いと思います。 しかし、この音源を使えば奏法通りにMIDIを配置するだけで簡単にスラップができてしまいます。 音質も上記二つに全く劣らないクオリティに仕上がっています。 フィンガーベースの音にこだわりがある方、スラップが好き、或いは作ってみたいという方には非常におすすめです。 ただし、製品版のKontakt上でしか動かないので、Kontaktを購入しなければ使えません。
今回はModern Bassのみの紹介となりますが、Ilya Efimovの音源は良いものばかりなのに安価です。 是非他の音源もチェックしてみてください。 ただし、このメーカーのデモ楽曲は非常にハイクオリティなので購買意欲がそそられてしまう点に注意です。 個人的にはAccordionが大好きで、しかもセール時なら5000円以下と安いです。


おすすめのベース音源紹介記事、いかがでしたでしょうか? 私はこの3種の音源を奏法別に使い分けて制作しています。 アコースティックベースならTrilian、ピックベースならSR5、フィンガーベースならModern Bassと言った感じです。 そこまで揃えるのは金銭的に厳しいと言う方は、Trilianを買っておけば間違いはないと思います。 しかし、特化音源というのは総合音源と比較して素晴らしいクオリティのものが多いです。 自分に今何が必要なのか、しっかりと考えて購入するようにしましょう。

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