November 13, 2016

おすすめ音源<エレキギター編>

おすすめ音源シリーズ第二回はエレキギター音源を扱います。 今回もChocoMintにて実際に使ってみた経験より、おすすめのエレキギター音源をピックアップしました。 ご購入等の参考になれば幸いです。


Vir2 / Electri6ity

2010年から話題になって以来、未だにエレキギター音源の定番として名を上げる音源です。 発売からかなりの時間が経ったので、最新のギター音源と比べると少し古臭い感じの音がしますが、音作りでカバー可能です。 Kontakt上で動く音源なのですが、無料のKontakt Playerで動作可能なので心配しなくても大丈夫です。
この音源は、通常のストロークやソロプレイ、奏法もミュートやチャカチャカやハーモニクス、スライド等、基本的なギターサウンドは表現できます。 しかしながら、操作がなかなかに難解なため、最初は少し戸惑うかもしれません。 (現在ではYouTube等に丁寧な解説動画が投稿されておりますのでご安心ください。) 収録ギターはストラト、テレキャス、レスポール等の定番からリップスティック等マニアックなものもあったりしますし、 アンプやエフェクトも基本的なものは入っているので、これ1本で幅広い音作りが可能です。 値段は4万円程度と高価ですが、これだけ沢山のギターが手に入ると思えば納得できるのではないでしょうか?
Electri6ityは最新の音源に比べると音質面で見劣りする面はありますが、特にバッキング等では打ち込みがしやすく重宝すると思います。 ギターRecを前提としたプロの方でも、依頼する際のデモトラックとして利用されている方も多いです。 ただ、ギター音源全般に言えることですが、サンプル数が多く、要求スペックが高めな点には注意してください。

Orange Tree Samples / Evolution Strawberry

Orange Tree Samplesはギター音源を中心に様々な音源を制作しているメーカーです。 少しマイナーなメーカーかもしれません。 ここの音源はElectri6ityと違ってKontakt等のサンプラーを利用せず、独自のインターフェースで提供しています。 そのためか、動作が軽めで安定感があり扱いやすいです。
Orange Tree Samplesのギター音源全般に言えることですが、操作がわかりやすく音質も良いです。 基本的なギターエフェクトやアンプが標準装備されており、即戦力なプリセットが豊富に用意されているのも嬉しいです。 音作りの勉強にもなると思うので、特に初心者の方におすすめしたい音源ですね。 収録ギターは1本のみとなってしまいますが、値段も1万円前後と安めです。
今回は「Evolution Strawberry」についての記事となりますが、様々なギターがリリースされているので、デモ等を聞いて好みのギターを探してみるといいでしょう。 Evolution Strawberryはハムバッカーらしい重厚なサウンドが再現されていて、私はとても気に入っています。 積み重ねられた名声によって、最初にElectri6ityを買う方も多いかと思いますが、Orange Tree Samplesの音源もとても良いものなので是非候補に入れてみてください。

Prominy / V-METAL

Prominyはギター音源をメインに制作している日本のメーカーです。 Electri6ityと同様Kontakt上(無料のPlayerでも動作可能)で動作する音源です。 この音源は、名前の通り音楽ジャンルのメタルに特化した音源です。 そのため、収録チューニングがドロップCとなっており、非常に重々しいサウンドです。 もちろんどんなジャンルでも使用する事はできますが、この点を理解して使うようにすることが大切です。
このV-METAL、収録ギターは1本のみとなりますが、wav形式でのサンプル容量がなんと19GBあります。 Electri6ityは8本のギターが入って30GBです。 V-METALにはそれだけ沢山の奏法と音質の良いサンプルが入っているわけです。 当然それだけのものを扱うわけですから、PCのスペックはそれなりに必要になってきます。 また、メタルに特化している分、標準的な方法では鳴らせないコードもあります。 しかし出音は他のどの音源より圧倒的にリアルです。 ギター音源の音にどこまでもこだわりたい方には絶対おすすめしたい音源ですね。
なお、この音源はエフェクトやアンプがついていません。 アンプシミュレータのソフトウェアを別に用意する必要がありますので注意してください。 現在ではDAW標準でアンプシミュレータがついていることが多いので、わざわざ別に購入しなくても問題なく使うことはできるでしょう。 ただ、Guitar RigやAmpliTubeはアンプシミュレータの定番と言われるだけあって、充実した音作りができます。 ギターサウンドにこだわるなら持っておいて損はないでしょう。


おすすめのエレキギター音源紹介記事、いかがでしたでしょうか? 個人的には最後のV-METALが非常におすすめです。 要求スペックの大きさに目を瞑れば、音、奏法、UI、どれをとっても素晴らしいと思います。
余談ですが、V-METALを作ったProminyから新しいストラト音源が来春リリース予定となっております。 ソフト音源で最高にリアルなストラトを扱うことができるようになれば、ギターをレコーディングしない未来もやってくるのかもしれませんね。 続報に期待しましょう!

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